倉庫にも種類がある|元自衛官が倉庫作業に応募する前に確認すること

再就職・転職活動の際に、業務経験や専門知識を求める求人が多い中、

倉庫内作業の仕事は経験不問の求人が多いので、どなたでもチャレンジしやすい仕事の一つです。

倉庫での仕事は、

・荷物の入荷・受け入れを行う業務

・荷物の保管・管理を行う業務

・荷物の仕分け・ピッキングを行う業務

というように、仕事の内容に応じて求人が分けられている為、自らの希望にマッチした求人を狙って再就職活動を行う事が可能です。

ここでは、倉庫作業の仕事内容、給与、向いている人の特徴などについて、詳しく説明していきます。

1.倉庫での仕事とは

2.倉庫の種類

3.倉庫作業で使うツールとは

4.職場の環境

5.倉庫内作業の給与

6.倉庫内作業の仕事に向いている人とは

7.入社後のスキルアップ

8.未経験から応募する時には職場を見ておく

9.まとめ

1.倉庫での仕事とは 

倉庫

倉庫の仕事を大きく分けると、

・入庫、入荷

・保管

・ピッキング、仕分け

・出庫、出荷

と呼ばれる作業があり、倉庫での仕事ではこれらの作業を行います。

入庫、入荷

フォークリフト作業

トラックで運ばれてきた荷物をトラックから下ろし、倉庫に移動させる業務です。

倉庫には【トラックヤード】と呼ばれる、トラックの荷物を荷下ろしするためのエリアがあり、ここで全ての荷物を受け付けます。

トラックから荷物を下ろす作業は、

・手作業で行う方法

・フォークリフトを使用する方法

の二種類があります。

ほとんどの場合フォークリフトが使用されます。

保管

トラックから下ろした荷物を、製品の種類や商品番号などの情報をもとに、棚などの倉庫内の決められたエリアに移動させ、その後の管理を行う業務です。

荷物を保管するだけでなく、適正な在庫量を維持するため、荷物の在庫チェックが欠かせません。

在庫が少なくなってきたら、荷物の出荷予定数などを予想し、適正な数量を入庫するよう発注依頼を行い、倉庫内にある製品の数量の管理を行います。

ピッキング、仕分け

ピッキングとは、出荷依頼をもとに、倉庫内に保管されている製品を集める(ピックアップする)業務です。

伝票や指示書を見ながら荷物を仕分ける方法と、バーコードリーダーなどの端末を使用して仕分ける方法の二種類があります。

広い倉庫の場合、端末を使用して荷物がどこに保管されているのか検索を行い、効率的にピッキングを行います。

ここで集めた製品をまとめて、次の出荷のエリアまで運びます。

出庫、出荷

トラックヤード

行先ごとに仕分けた荷物を、倉庫エリアから出荷する業務です。

荷物が小さい場合は手作業で荷物を取り扱いますが、荷物のサイズが多い・重量物があるという場合は、フォークリフトを使用します。

2.倉庫の種類

倉庫の種類は大きく三つに分けられます。

・通販会社の倉庫

・郵便・運送会社の倉庫

・工場の倉庫

通販会社の倉庫

Amazonなどの通販サイトが管理している倉庫であり、注文をもとに倉庫内の荷物を出荷しています。

倉庫内には膨大な数の商品が保管してあるので、出荷作業だけでなく、定期的な棚卸による在庫管理が必要とされています。

郵便、運送会社の倉庫

郵便・運送会社の倉庫では、送り主から預かった荷物を送り先に効率的に届けるために、荷物の仕分けが行われています。

倉庫を荷物の保管場所として使用せず、宛先ごとの仕分け作業を行う為の拠点として使用するので、中継地点のような役割を果たします

仕分け終わった荷物はすぐにトラックに載せて運ばれます。

工場の倉庫

上記で説明した倉庫とは違い、工場で必要な部品を管理する、「工場の部品置き場」として倉庫を使用します。

同じ敷地内に工場があることがほとんどなので、出荷作業でトラックを使用せず、製造現場に直接荷物を運搬することになります。

倉庫を荷物置き場として使用し、必要な時に必要な分を製造現場に届ける事と、生産計画にもとづいて在庫量の管理を行います。

その他、棚卸しと呼ばれる倉庫内の正確な在庫量を数える業務もあります。

3.倉庫作業で使うツールとは

倉庫作業で使用するツールは次のようなものがあります。

・手袋

・プラスチックコンテナ

・台車

・フォークリフト

・ハンドリフト

・パレット

・クレーン

手袋

製品は段ボールやプラスチックコンテナなどに入っており、状況に応じて頻繁に移動させることになります。

・すべり止めの為

・手のケガ防止

という点から、手袋を装着し仕事を行います。

軍手
※軍手
作業用手袋
※作業用手袋

軍手をイメージする方が多いですが、ゴム引き手袋と呼ばれる、手のひら全体がゴムで加工されている作業用の手袋が支給されます。

プラスチックコンテナ

折り畳み可能なプラスチック製の箱です。

物流の職場で頻繁に使用されており、細かい荷物をまとめて運ぶ・管理する際に役立ちます。

プラスチックコンテナに製品を入れたまま、まとめて台車で移動することも出来ます。

台車

台車
台車
※参考/株式会社ナンシン
かご台車
かご台車
※参考/株式会社ナンシン

平台車
平台車
※参考/株式会社ナンシン

製品を効率的に運ぶ場合には、台車を使用します。

運ぶ荷物が小さい場合や、ピッキングで倉庫内を歩き回る場合などは、小型の台車を使用します。

商品を一度に大量に運ぶ場合は、かご台車を使用します。

かご台車はそのままトラックに積むことが出来る為、多くの倉庫で使用されています。

フォークリフト

フォークリフト

一度に多くの荷物を運ぶことが出来るので、倉庫内作業ではフォークリフトが多用されています。

資格を持っていない方でも倉庫内作業の仕事は出来ますが、フォークリフトを使用すると作業効率が上がる為、資格の取得を推奨している職場がほとんどです。

※フォークリフトが入れない小規模な倉庫の場合は、下記で紹介するハンドリフトを使用します。

参考ページ:自衛官の再就職|フォークリフトの資格・仕事とは?

ハンドリフト

ハンドリフト
ハンドリフト
※参考/株式会社ナンシン

人力で操作が出来る簡易的なフォークリフトです。

フォークリフトでは作業しにくい狭いエリアや室内で荷物を移動させる場合でも、フォークリフトの運転資格が不要です。

荷物の積み下ろしには使わず、主に倉庫内での荷物の移動作業に使われています

パレット

パレット

荷物をまとめる時に使用する、四角形の板を指します。

パレットの上に荷物をまとめ、フォークリフト・ハンドリフトを使用することで、一度に大量の荷物を運ぶことが出来ます。

素材は木製・プラスチック製などがあります。

クレーン

クレーン

大きな荷物を扱う倉庫では、天井にクレーンが設置されていることがあります。

操作には資格が必要なので、有資格者だけが作業を行います。

参考ページ:自衛官の再就職|クレーンの資格・仕事とは

参考ページ:自衛官の再就職|玉掛けの資格とは

4.倉庫の環境

倉庫の仕事は職場の立地や扱う荷物によって、職場の環境は大きく変わります。

天井が高い

倉庫のワンフロアの高さは、一般的な建物の2階分の高さです。

倉庫ではフォークリフトを使用して荷物を上に積み上げる事が多いため、倉庫の天井が高めに設定されています。

※フォークリフトを使用しない倉庫の場合は、天井が低く設計されている場合もあります。

エアコンが効きにくい

大規模な倉庫では、空調設備が設置されていない、という事があります。

空調設備が設置されていたとしても室内が広く、効きが悪いことが多いので、応募する際には職場見学の時に、夏場の厚い時期や冬の寒い時期の室温を聞いておき、働く環境のチェックをしておくと良いでしょう。

立地が郊外

通販会社のように大型の倉庫の場合は、広い土地が必要な為、郊外や埋立地などに建設されています。

運送や郵便系の荷物の場合は、交通アクセスの良い、高速道路や空港の近くなどに建てられています。

このように、通勤しにくい場所に倉庫がある場合、最寄りの駅から従業員専用のバスが出ていることもありますので、求人票の内容をチェックしておくべきでしょう。

5.倉庫内作業の給与

倉庫作業の求人は、仕事の内容によって給与に幅があります。

正社員の給与は未経験の場合、月給19~22万円程度(手当除く)です。

フォークリフトの資格が必須の場合や、重量物を取り扱う頻度の高い倉庫の場合、手当などで優遇があります。

未経験で入社した場合でも、資格取得を推奨している会社では、教育や資格取得のサポートを行っています。

倉庫内作業の求人を探す時のポイント

【給与・残業のチェック】

残業時間は会社によって、0~40時間超と、大きく異なります。

残業がある場合、求人票に残業代を含めた支給額を月収として示している事がありますので、残業代を抜いた基本給を確認しておきましょう。

6.倉庫内作業の仕事に向いている人とは

倉庫内作業の仕事は、

・立ち仕事に抵抗が無い

・資格の取得に興味がある

・ある程度の体力がある

という方に向いている仕事と言えます。

倉庫で働く場合は、基本的に立ち作業での仕事になるので、立ち作業に抵抗が無い方であれば、問題なく働く事が出来るでしょう。

大きな製品を取り扱う倉庫の場合は、パレットなどに並べて、フォークリフトで管理をすることが多いので、入社後しばらくすると会社から資格取得を勧められます。

このように資格を活かして働きたい方におすすめです。

7.入社後のスキルアップ

入社後しばらくたち、荷物の仕分け・管理などがある程度出来るようになった頃に、荷物の取り扱い以外の面でスキルアップを行います。

入出庫の時間、数量調整

倉庫内作業では、必要な時に必要な量の製品を、送り先に届ける事が求められています。

荷物仕分けなどの基本的な作業が出来るようになってからは、搬入トラックの入出庫の調整、1dayスケジュールの管理など、管理業務を担当するようになります。

資格の取得

倉庫内作業に関わる資格は、下記のものが有名です。

・フォークリフト資格

・クレーン資格

・玉掛け資格

参考ページ:自衛官の再就職|フォークリフトの資格・仕事とは?

参考ページ:自衛官の再就職|クレーンの資格・仕事とは

参考ページ:自衛官の再就職|玉掛けの資格とは

8.未経験から応募する時には職場を見ておく

倉庫で働いた経験の無い方であれば、面接を受けるタイミングなどで事前に職場見学をすると良いでしょう。

職場見学の際は、

・扱う製品の大きさ、重量

・作業環境

・繁忙の時期

などの点を会社の担当者に質問するなどして、チェックしておきましょう。

働く前の段階で、「製品の大きさや重量が自分の扱えるレベルのものか」「無理なく働ける職場環境か」、という点を深く考えることで、入社後のミスマッチを防ぐことが出来ます。

面接の際に職場見学が出来る会社は多いので、求人に応募する段階で職場の見学が可能か担当者に聞いておくと良いでしょう。

定年退職や任期満了が控えている現職の自衛官の方であれば、援護担当の方が企業に職場見学の打診をしてくれるはずです。

参考ページ:再就職方法の比較|自衛隊の基地援護室を活用するメリットとは

参考ページ:攻めの再就職|自衛官の職場見学の方法とチェックすべきポイント

9.まとめ

倉庫内作業の仕事は、特別な知識や経験が無くても入社しやすい為、幅広い年代の方が入社しています。

入社後してすぐの頃は荷物仕分けなどの簡単な仕事を任されますが、しばらくすると荷物や伝票の管理などの、製品の取り扱い以外の業務も並行して行うことが多いです。

自身の性格や、向き不向きなどを考えたうえで入社しないと、早期の離職に繋がる事も考えられます。

倉庫内作業の仕事には、残業代を含めた月収が30万円以上という魅力的な求人もありますが、仕事を長く続ける為には、給与だけではなく、自身の性格や適性が合っているかよく考えたうえで仕事に応募し、職場見学をしたうえで入社の決断をすると良いでしょう。

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